【保存版】プロ書道家が教えるおしゃれでかっこいいサインの作り方と書き方のコツ9選
最終更新日:2024年6月4日
この記事では、字のプロである書道家による、お洒落でかっこいいサインの作り方と書き方をまとめています。
クレジットカード決済やホテルチェックイン時にかっこよくサインしたい方、今後サインを使う場面が控えている方、ビジネス等の今後に備えてサインが欲しいと思っている方には必見の内容となっています。
自分だけの格好良いサインが欲しいと思っても作り方がわからない人も多いと思います。
ただ自分のフルネームを楷書で書くだけでは味気ないと感じてしまうでしょう。
せっかくなら美しくかっこいいサインを書きたいと思います。
この記事では、
「サインに使える名前のパターン解説」→「サインに使う一文字ごとの構成と作り方解説」→「サイン全体の構成と作り方解説」の順に説明していくので、ぜひこの記事を最後まで読んで、サインの作り方と書き方のコツを覚えましょう!
《この記事を書いた人》
祖父江望実(そぶえ のぞみ)
速筆サイン代表書道家。
これまでに5,000名以上の方のサインを作成。
自身初となる、Makuakeでのクラウドファンディングでは、応援購入総額 26,668,000円(Makuake サービス部門 歴代第1位)を達成。
芸能人、モデル、プロスポーツ選手、政治家、医者、弁護士、経営者など、各業界の第一線で活躍する方のサイン作成を多数手掛けています。
目次
・⑨運筆
サインに使える名前のパターン
まずはサインに用いる名前のパターンを考えていきましょう。
日本語であれば単純に名字・名前の順でフルネームで書くことが多いと思います。
例)佐藤太郎
ただ英語でサインを書く場合は、バリエーションが何パターンかに分かれます。
英語でサインを書く場合、一番シンプルなのは、単純に名前 (First name) 、名字 (Last name) の順番で書く方法です。
例)Sato Taro
また、下記のように簡易的にサインすることもあります。
①名前のみ Taro
②名前イニシャル+名字 T. Sato
③名前+名字イニシャル Taro. S
④イニシャルのみ T. S
おしゃれでかっこいいサインの作り方のファーストステップとして、まず漢字なのか英語なのか、フルネームなのか略字なのか、など用途やシチュエーションを想定して使う名前を決めましょう。
本記事ではすべてのサインに共通する作り方・書き方を中心にまとめていますが、「漢字サインが欲しい」「英字サインが欲しい」というように欲しいサインの種類が決まっている場合は以下の記事も参考にしてみてください!
サインに使う一文字ごとの構成と作り方
次にサインに使う一文字ごとの構成について解説していきます。
サイン全体のバランスを整えて書くためには、まずはなんと言っても一文字一文字のバランスが大切になります。
一文字ごとの構成としては、基本的に書道で用いられる考え方・作り方を用いています。
①主画をつくる
主画とはその文字の中でメインになる線のことを指します。
文字のどれか一画を目立たせることで、メリハリが生まれて美文字に変化します。
下記画像の右は最終画のはらいを、左は7画目の横線を強調しています。
②疎密をつくる
ここでいう疎密とは「余白の幅感」を指します。
文字の線と線の間には余白ができますが、その余白をコントロールする考え方です。
明朝体やゴシック体は文字幅が基本均等であるので馴染みのある見やすい文字になっていますが、どこか無機質さがあります。
しかし余白をコントロールし疎密をつくることで、暖かさやかっこよさなど様々な雰囲気を作り出すことができます。
③パーツの変化
漢字は基本的にパーツの組み合わせでできています。
例えば「口」「月」「田」はよく組み合わせに使われるパーツで、例としては 「絹」「朋」「略」などがあります。
そしてこれらのパーツは名前でよく使われます。
「谷口」さんの場合「口」が連続するため、同じバランスで書くとまとまりはありますが、サインとして考えると面白味はありません。
「阿部」さんの場合も「阝」が連続します。この場合は「谷口」より厄介です。
谷と口は「口」が連続しますが、それぞれのもとの大きさが異なるため比較的デザインはしやすいです。
しかし「阿部」はもともとの「阝」の大きさにさほど変化がないため、大胆に変化させる必要があります。
大胆に変化させることで全体の流れも生まれ、 よりサインらしくかっこよく仕上げることができます。
④書き順の変化
サインの目的のひとつ「速く書く」を実現させるために 比較的多く用いる考え方です。 「田」は通常五画、つなげて書くと一筆で書けますが、それだと誰でも書けるありがちなサインになってしまいます。
そうならないように一度 「正しい書き順」の概念を捨て、「絵」として漢字を捉えることが大切です。
例えば「田中」の場合、正しい書き順の概念を捨てると画像のようになります。
⑤とめ、はね、はらいの変化
書道の考え方とは少し離れ、どちらかというと「書道デザイン」の 考え方・作り方です。
書道デザイン:町で見かけるお店のロゴや商品ラベルなどを書くこと
書道において、「とめ、はね、はらい」は基本ですが゙、サインを作る時はそのルールを守りつつ、時々無視することがあります。
例えば画数の多い「藤」の場合「とめ」が連続する箇所をあえてつなげて全体的な流れをつくります。
また、「清」の場合、さんずいは通常三画ですが、画像のように二画にしたり一筆で書くこともできます。
雰囲気が変わりますよね。
これらを踏まえて「藤森」と「清水」のサインを書いてみました。
全体的な流れが生まれているのが分かるかと思います。
ここまで読んでいただいて、「なんだか難しそう」「すぐに格好良いサインを作りたい」と思われた方は、【速筆サイン】で洗練された高品質なサインを作成するのもおすすめです。
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書道家としての熟練の技術と経験、5,000名以上の方のサイン作成実績を持つ私、祖父江望実が貴方だけの高品質なサインを作成させていただきます。
実際にこれまでに作成させていただいた方のサインを以下の記事に掲載しています。
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かっこいいサインの全体的な構成と作り方
次にサイン全体の構成と作り方について解説していきます。
一文字ごとの構成と作り方によって美しい文字が書けるようになったら、次はサイン全体のバランスが非常に重要になってきます。
⑥文字ごとに大小変化をつける
これも書道における基本的な考え方です。
各文字それぞれ同じ大きさであると単調になりやすいので、同じ大きさにならないように差別化することが大切です。
例えば「吉口義弘」さんの場合は、「口」を1としたとき「吉」4、「義」3、「弘」2、といった比率になります。
「池田亮」さんの場合は3:1:4といったバランスになります。
英字の場合はイニシャルにあたる字を基本的には大きくします。
しかし、それだけだとよく見るサインになってしまいます。
少し変化をつけて、「Jun Komori」さんの場合、最後の「I」を J < K < i の様に段階で大きさを分けると全体的にもバランスが良くなります。
「T.Satoh」さんの場合、画像のように母音のみ小さく書く作り方もあります。
この考え方を別の視点で考えるのが⑦になります。
⑦アウトラインに凹凸、変化をつける
⑥で記載した通り、⑦は⑥を別視点から考えるものです。
別視点とは「アウトライン」を指します。
アウトラインは文字を書いた時の「外枠」のことで、文字の大小がなければ長方形になり、大小をつけた場合は凸凹、 または右斜め上がりや右斜め下がりといったアウトラインになります。
⑥で使った画像をもとに解説すると、「吉口義弘」さんは右下がりに、
「池田亮」さんは右上がりになっているデザインです。
「T. Satoh」さんは「S」を強調しているので、真ん中にアウトラインの頂点があり、三角形のようなアウトラインになります。
⑧漢字の簡略化とジェンガの要素を加える
これは書道ではなく、サイン作成においての特有の考え方です。
速く書くためにはある程度漢字の簡略化が必要であるため、 どれかのパーツを略す、あるいは書きやすい別の形にすることが必須です。
可読性は下がりますが、オリジナリティのあるサインに仕上げることができます。
速筆サインでいうと洒落型、個性型、速筆型で多く用いられる手法です。
※速筆サインでは、目的や利用シーンによってサインの使い分けができるように、漢字・英字・略字それぞれで、実用型・個性型・速筆型・丁寧型・洒落型の 5 つの書体でかっこいいサインを作成しています。
「山田太郎」さんサインでは、なんとなくそれぞれの漢字の一部のパーツが強調されているのがわかりますでしょうか。
画数の少ない名前なので比較的すべての漢字を残し、バランスを整えています。
私自身のサインでは、「ネ」と「実」のみを強調し、スピード重視のデザインになっています (3 秒で書くことができます)。
ただ強調するだけでなく、やはりここでも字の大小変化とアウトラインを意識しています。
英字サインは、英字自体が曲線が多いので 1 字~ 2 字を強調し残りは流して書くとバランスが良いです。
「Daiki Noda」さんは「D」をメインにしています。
⑨運筆
左右に大きく線を動かすことで、つなげ字 (行書) では表現できない流れのサインになり、斬新なデザインになります。
また可読性は大きく下がりますが、どのように書いたのかついなぞりたくなるような雰囲気になり、 サインを見た人が「どうやって書いたのか」と聞きたくなるような、他とは一線を画すかっこいいサインを書くことができます。
こちらも、速筆サインでは洒落型、個性型、速筆型でよく用いる手法です。
「伊藤智明」さんのサインは、一画目から左右のペンの動きをつけています。
完成形のサインでは少し分かりにくいので一画目のみの画像もご参照ください。
「林哲之」さんは、「哲」の口の部分を書いた後に「林」の部分、その後「之」を書きます。
書き方は慣れるまで少し時間がかかりますが、こちらは一筆でかけるサインになっています。
「Tai Koike」さんのサインは、「T」を上下に大胆に動かしデザインしました。
運筆を意識すると、流れをつくりつつ (一度ペン先を紙から離すことなく)、ある文字を強調させることができます。
プロにサイン作成を依頼する
サインの構成と作り方はわかっても、人によっては自分で納得のいく、おしゃれでかっこいいサインを作ることは難しいかもしれません。
そんな時は字のプロにサイン作成を依頼しましょう!
プロが作成するサインであれば、やはり自分で作るよりも納得のいくかっこいいサインが手に入ること間違いなしです。
プロにおしゃれでかっこいいサインを作ってもらうなら「速筆サイン」へ!
「速筆サイン」では貴方だけのオリジナルサインを、字のプロフェッショナルであるプロ書道家がデザインします。
さらに、書道家ならではの経験と技術を取り入れたおしゃれなオリジナルサインは、他人が偽造できない唯一無二のサインです。
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また、速筆サインが提供する「速筆型」「個性型」のサインは、漢字であっても 1〜2 秒でスピーディーに書けるように作られています。
時間をかけず素早くサインしたい方も安心です。
もちろん、今までおしゃれな形の漢字サインを書く機会は多くなかったと思うので、サインをマスターするためには練習が欠かせません。
ただ、プロが作るサインはデザイン性が高くおしゃれなだけでなく、バランスが取りやすく、練習すればすぐに書けるようになるという特徴もあります。
さらに速筆サインでは、プランによってサインの筆順動画や、なぞり書き練習シートも付属しているため、練習もしやすいです。
筆順動画で正しい筆順を確認し、字体を見ただけではわからないストロークの緩急や強弱も確認できます。
練習すればすぐに書けるようにデザインされていても、再現できる自信がない人にはさらに安心ですよね。
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しかも、なぞり書きシートで何度も練習できるので安心です。
PDF形式でなぞり書きシートを提供されるので、PC にもスマートフォンにも保存しておくことができ、ご自宅のプリンターやコンビニで簡単に印刷することができます。
これで何度も印刷して練習することが可能なので、おしゃれにデザインされたかっこいいサインを自分で再現できますね。
今後サインが必要になるけど自分で納得のいくサインを作るのが難しいと感じる方は、字のプロフェッショナルにサイン作成を依頼してみましょう。
まとめ
いかがでしたか?
この記事では、プロ書道家によるおしゃれでかっこいいサインの作り方と書き方のコツを紹介しました。
コツの通りに、サインに使う文字の構成とサイン全体の構成を整えることにより、美しくかっこいいサインを作ることができるようになります。
サインが必要な方は、ぜひこの記事を何度も見て、他の人と一線を画したおしゃれなオリジナルサインを作ってみましょう。
ただどうしても、納得のいくサインを自分で作るのは難しい場合もあると思います。
そんな場合は、プロにサイン作成を依頼してみるのもおすすめです!
ぜひこの機会に「速筆サイン」でオリジナルサインを手に入れましょう!